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zoom RSS ベルリン&ウィーン・フィル 8人のホルン奏者たち

<<   作成日時 : 2005/07/03 21:59   >>

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7月3日東京オペラシティにて、世界最高峰の2大オーケストラであるベルリンフィル・ウィーンフィルのホルンセクションによる演奏会が開催された。
ベルリンフィルとウィーンフィルといえば、今年の5月にサイモン・ラトルの指揮により初の合同演奏会が行なわれた。これはクラシック界における今年最大のニュースといっても過言ではないだろう。この合同演奏会を記念して、このホルンセクションによる合同演奏会という新たなプロジェクトも発足したそうだ。楽器の質も全く違う。ウィーンフィルがウィンナホルンを使用しているのに対し、ベルリンフィルはバリバリのドイツ管。同じオーケストラでこの2種の楽器が合い交わることなど聞いたことがない。そういった意味でも今回の演奏会は興味深いものであった。
メンバーはベルリンフィルが、シュテファン・ドール、ノルベルト・ハウプトマン、クラウス・ヴァレンドルフ、サラ・ウィルス。ウィーンフィルは、ラルス・ミヒャエル・ストランスキー、フォルカー・アルトマン、ヴルフガング・ヴラダー、トーマス・イェブストルである。ちなみにベルリンフィルのハウプトマンは肩の具合が優れず長期のツアーには参加できないということで今回は代わりにゲオルク・シュレッケンベルガーが来日していた。
演奏会は15時からであったが、その前に11時30分よりマスタークラスの聴講ができたので行ってきた。ホルンのソロをイェブストルが、ホルン3重奏をドールが、オーケストラスタディをヴラダーが指導するという内容であった。特に素晴らしかったのはドールの指導である。演奏をしていた愛知県立芸術大学の学生の演奏も立派であったが、ドールはとてもわかりやすく、楽しく指導していた。マスタークラスへ行くといつも「?」って思うことがある。演奏者の譜面を指差し「ここの4分音符が…」とかいう場面を多く見られるが、聴講者はもちろん譜面を持っていない。。「ここ」など言われてもどこだかさっぱりわからないのである。ドールはフレーズを歌って表現することでこの問題点を完全に解消していた。しかもその歌が素晴らしい。本人も自画自賛していた。(笑)

さて、いよいよ演奏会。
まずはガブリエリの「サクラ・シンフォニア集 第1巻より 第7旋法による8声のカンツォーナ」。ベルリンフィルのメンバーは舞台に、ウィーンフィルのメンバーは1階席客席中央に立ち、受け答えとなるように演奏。距離があったため、多少の縦の線のずれは気になったが、とにかく世界一のサウンドには驚くしかなかった。
次にウィーンフィルメンバーによる演奏。シュトラウスの「こうもり組曲」。柔らかいサウンドと、独特の歌い回しが印象的だった。
続いてベルリンフィルによる演奏は、ボザの「ホルン四重奏のための組曲」。重厚なサウンド、4人の凄まじいテクニックには脱帽。特にドールの圧倒的な音、ウィルスの低音の響きは素晴らしかった。
そして前半最後はハイドンの「弦楽四重奏曲」。いつ終わるのかわからない、ハラハラドキドキ。。緊張感も感じる楽しい曲。なごやかなムードで1部を終えた。
ヴァレンドルフによる司会が素晴らしかった。見た感じ、いかにも「頑固オヤジ」という印象だが、そんなことは全くなく、おそらくドイツ語で書かれた日本語読みの台本を棒読みしただけだったが、内容がとても楽しかった。
休憩を挟んで、後半。「ヘンゼルとグレーテル・ファンタジー」。とても美しいサウンドが印象的。「カルメン組曲」。だれもが知っている有名な旋律に会場の雰囲気が盛り上がる。
そして一番の盛り上がりはこの曲ではなかったであろうか?「ウエスト・サイド・ストーリー・メドレー」。ヴァレンドルフの司会では、ベルリンフィル女性のサラウィルスを「マリア」、ウィーンフィル男性若手のイェブストルを「トム」と見立てて、「ウィーンとベルリンは仲が悪かった」という風に見立て、その対立をウエストサイドストーリーに置き換えて、物語を作っていた。特に「トムはマウスピースで殴られ殺される!」という話には会場は大爆笑していた。
さて演奏は、誰もが知っているだけにとても素晴らしかった。いつまでも聞いていたかった。
最後の曲「ジェームス・ボンド・メドレー」が終わると、惜しみのない拍手の嵐!凄かった。
アンコール1曲目は、前々から噂には聞いていたヴァレンドルフによる伝説の名作、「地下鉄ポルカ」。東京の地下鉄の駅を次々と早口言葉で歌い上げると言う離れ業を披露。この芸(?)により会場はさらに盛り上がる。そして最後のアンコールは、、ブラームスの子守唄だったがなんとウィーンフィルとベルリンフィルのメンバーの楽器を取り替えて演奏。なんか新たな歴史の1ページが加わったことを目にしたような瞬間で嬉しかった。

世界最強メンバーによる、とても楽しい演奏会であった。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
すっごい厚みのある音で一曲目が始まったときに、 
ぞわっっっと鳥肌が立ちました!!
改めてHrの虜になっちゃいました!!
昨日聴きに行きました!!
2005/07/09 16:35
コメントありがとうございます。
本当に凄かったですよね。またあるといいですよね。
YOSSY
2005/07/28 21:14

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