YOSSY's SYMPHONY

アクセスカウンタ

zoom RSS ローター・コッホ オーボエによるバロックの調べ

<<   作成日時 : 2006/01/20 19:15   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

シェレンベルガーがでてきたところで、ベルリンフィルを代表するオーボエ奏者としてはこの人を忘れてはならない。

ローター・コッホ
ヴェニスの愛~オーボエによるバロックの調べ


1956年にカラヤンがベルリンフィル芸術監督に就任してまもなくの1957年、カラヤンに見出され22歳という若さでコッホはベルリンフィル首席オーボエ奏者に就任。以来、1991年まで務め、定年までは年数を残したまま引退。カラヤンが亡くなったのが1989年であるから、まさにカラヤンとの絶対的信頼関係があったことがよくわかる。
このCDで紹介されているのが、こんなエピソード。
コッホが病気で1年ほど休んだとき、カラヤンはオーボエが重要な作品を全く録音しなかったそうだ。

さてアルバムの紹介に移ろう。
まずおすすめは1曲目のバッハ「ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲」
オーボエとヴァイオリンと弦楽合奏の3つの見事な対話を楽しめる。ヴァイオリンは当時ベルリンドイツオペラ管弦楽団のコンサートマスターを務めていたエルネ・セベスチェン。コッホの深みがあり、輝かしい魅力的な音色に感動。私が今まで聴いたオーボエのなかではダントツの音色の良さである。

そしてもう1曲オススメはマルチェッロの「オーボエ協奏曲」。
オーボエ協奏曲の中で最も有名な作品と言っても過言ではないだろう。
ずっしりとした弦楽器に支えられ、シリアスに歌いこめられる第1楽章。第2楽章はイタリア映画「ヴェニスの愛」で取り上げられ、世界的に有名な作品となった。美しく叙情的な旋律で、どこからかほろりと涙が落ちてしまいそうな作品。第3楽章はそんな気持ちを一掃してしまいそうな、高度なテクニックを擁する力強いプレスト。見事な音色と技術に支えられた名演。コッホに栄誉を称えたい。

さて、このコッホは1957年に首席奏者に就任しカラヤン黄金時代を支えたが1979年に北京で大怪我を負い、その復帰後はどこか精彩を欠く演奏となってしまったそうだが、この収録は1978年までの録音でまだまだ元気なコッホの録音として、価値が高いそうだ。

余談になるが、この事故に遭った翌年1980年にカラヤンに見出されたシェレンベルガーが首席奏者に就任、1991年にコッホが引退するとまもなくアルブレヒト・マイヤーが首席奏者へ。マイヤーはアバド時代に迎えた団員世代交代のリーダー的存在となる。シェレンベルガーが引退するのほぼ同時の2003年、ラトルが音楽監督を務めていたバーミンガム市響からジョナサン・ケリーが後任として移籍。というわけで、歴代の音楽監督から絶対的信頼を寄せられている途絶えることのないオーボエ首席奏者の変遷は見事だ。

ハンスイェルク・シェレンベルガーの紹介
http://yossy-t-symphony.at.webry.info/200601/article_21.html

アルブレヒト・マイヤーの紹介
http://yossy-t-symphony.at.webry.info/200409/article_21.html


この記事を読んで、ためになった方・楽しんでいただけた方はぜひこちらへクリックをお願いいたします。クリックしていただき、ランキングページに行くだけで投票したことになります。
人気blogランキングへ投票

ヴェニスの愛~オーボエによるバロックの調べ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
コッホのRCA盤 再発売!!
ヴェニスの愛~オーボエによるバロックの調べ J.S.バッハ:ヴァイオリンとオー ...続きを見る
オーボエ試聴室 別室
2006/01/22 22:53

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ローター・コッホ オーボエによるバロックの調べ YOSSY's SYMPHONY/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる