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zoom RSS ベルリンフィル ヴァルトビューネ1997 ホワイトナイト

<<   作成日時 : 2007/02/12 22:03   >>

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シリーズ的に紹介しているベルリンフィルヴァルトビューネシリーズもいよいよ1997年。

ズービン・メータ指揮
ヴァルトビューネ1997 ホワイト・ナイト

副題が「ホワイトナイト」となっているが、「サンクトペテルブルク・ナイト」と書いたほうがわかりやすいかもしれない。どちらが正しい副題なのかは、私もわからない。

1曲目はグリンカ作曲の歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲。エネルギッシュに駆け抜ける弦楽器セクションが印象的。まさにコンサートのオープニングにふさわしい素晴らしい選曲である。
ここでの名演はバストロンボーンのヘルマン・ボイマー。彼のめりはりの効いた演奏がとてもすばらしい。彼のロシア作品の演奏はどれもすばらしいと私は思う。

2曲目はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。とても有名な作品で、ピアニストはベルリンフィルの指揮者としても何度も登場しているダニエル・バレンボイム。
第1楽章冒頭のホルンがすばらしい。首席はシュテファン・ドール。
それに続くバレンボイムのピアノと弦楽器セクションの壮大な主題…いつかこんな豪華な演奏をライブで聴いてみたいものだ。
第3主題のクラリネット、フックスのソロが素晴らしい。それに続くバレンボイムの熱演。。そして第3主題は木管セクションが大活躍。思わず心を奪われます。
第2楽章は弦のピッチカートに続くフルート、ブラウの叙情的なソロが絶品。主題を受け継ぐバレンボイムも素晴らしい。どうでもいい話ですが、ブラウの付けている金の時計…凄いですね。
そして前半部分に聴きどころが。ホルン(ドール)→オーボエ(マイヤー)→クラリネット(フックス)→ファゴット(シュヴァイゲルト)と第2主題(?)を提示する場面、そしてピアノソロに続く、チェロセクションの哀愁ただようテーマ。ここが私は好きです。
後半のピアノの叙情的なカデンツァの部分で、美しい夕陽が映りますが…とても素晴らしい映像効果だと思います。
第3楽章は舞曲風の作品。エネルギッシュなバレンボイムの演奏が本当に素晴らしい。弾いているのを映像だけで見ていると「子供がめちゃくちゃにバンバン鍵盤を叩いている」ようにしか見えないのですが、もちろんちゃんと正確に弾いています。それだけ鍵盤を叩いているから(不適切な表現?)、エネルギッシュさが半端ない。そのまま音楽の勢いが途切れることなく、カデンツァへ。バレンボイムの超絶技巧、脱帽です。

ピアニスト、バレンボイムはこの大曲を演奏後、サービスということでアンコールを披露。ショパンの子犬のワルツ。とても有名な作品だが、速いパッセージもバレンボイムは涼しげにやってのける。バレンボイムさん、指揮ももちろん素晴らしいし、あなたは本当に素晴らしい音楽です。

さてコンサートも後半となり、まず1曲目はムソルグスキーの歌劇「ホヴァンシチナ」の前奏曲「モスクワ河の夜明け」。「ベルリンフィルヴァルトビューネの名演ベスト10」とかあったら、絶対に上位に私は入れます。それくらいの名演。
冒頭の弦楽器の繊細さ、それに続くオーボエ、マイヤーのソロ。美しい音色にビブラート、絶品です。弦楽器とのブレンドも素晴らしすぎる。クラリネット(フックス)・ホルン(シュテファンドール)・フルート(ブラウ)によるソロもすべて絶品。
もう今までにきっと100回以上私はこのベルリンフィルの演奏、見たと思います。超名演です。

続いて同じくムソルグスキーの歌劇「ソロチンスクの定期市」の陽気な若者たちのゴパーク。前の曲とはうって異なり、弦楽器の前奏に続いて、すがすがしいオーボエのソロで始まる。もちろんマイヤーだ。やがてトゥッティとなるとエネルギッシュなサウンドへと発展。トランペットのクレッツァーのソロも素晴らしい美音です。

続いてリムスキー=コルサコフの「くまんばちの飛行」、またも有名な作品ですね。フルートのブラウの超絶技巧に注目。弦楽器群・木管楽器群ともに超絶技巧の連続で、、目が離せません。目にも止まらぬ速さであっという間に終わってしまうから…この曲は名曲なんでしょうね。

本プログラム最後を飾るのは同じくリムスキーコルサコフの「スペイン奇想曲」。この演奏もかなりの名演です。
第1曲「アルボラーダ」はエネルギッシュなテーマで始まりますが、それに続くクラリネット(フックス)・ヴァイオリン(スタブラヴァ)のソロが絶品。
第2曲「変奏曲」は、穏やかな叙情的な作品。ホルン(シュテファンドール)の素晴らしいソロに続いて、ベルリンフィル自慢のチェロセクションによる美しいソリ、そしてイングリッシュホルン(ヴォーレンウェバー)の熱のこもった歌い込み…もうお腹いっぱいです。
第3曲「アルボラーダ」は第1曲と同じテーマですが、クラリネットとヴァイオリンのソロが入れ替わります。このソロがまた絶品です。アルペジオの奏法に定評があるフックスにぴったりのソロですね。
第4曲「ジプシーの歌」。ヴァイオリン(スタブラヴァ)の重音で弾くソロは本当に素晴らしい。その後に続くフルート・クラリネット・ハープによるカデンツァはベルリンフィル好きには本当にたまらないですね。後半もベルリンフィル自慢のソリストたちの演奏が楽しめて、盛りだくさんです。
第5曲「ファンダンゴ・アストゥリアーノ」。とにかくエネルギッシュなフィナーレ。様々な楽器が大活躍で、しかもそれをしっかりと追っているカメラワークが素晴らしいですね。本当にどの楽器も素晴らしい。エネルギッシュで本当に感動です!!メータの最後の音での指揮…そして終わった後の笑顔がとても印象的です。

そうそう書くのを忘れましたが、この作品は打楽器にも注目しなきゃですね。タンバリン・カスタネットなど…スペイン風味満載です。

アンコール、まずはチャイコフスキー「白鳥の湖」のワルツ。とても有名なワルツですね。熱狂的なスペイン奇想曲に続く、優しく優雅な弦楽器のテーマ…見事な口直しだ。観客はワルツに合わせてもっている花火を左右へ揺らす…辺りが暗くなったこのヴァルトビューネのクライマックスでの感動的な場面だ。

アンコール2曲目はプロコフィエフ「ロミオとジュリエット」のタイボルトの死。前半はこれまた超エネルギッシュで華麗な弦楽器・木管楽器の超絶技巧に脱帽。後半は、金管楽器の超強力なサウンドに脱帽。これほどのハードプログラムを吹きぬいてきたのに、「どうして最後にこんなに吹けるの?」と言いたくなる。超熱演で胸の高まりが止まりません。ブラボーです。

そして最後…恒例のあの曲ですね。相変わらずの凄い盛り上がり。もう説明する必要もないかと。。メーターの指揮には注目ですね。パレードのドラムメジャーが指揮杖を振るような指揮をしてみたり、、くるくるっと指揮棒をまわしてたかと思えば落としてしまったり、、とてもおもしろいです。

主な主演者
スタブラヴァ(コンサートマスター)
ファウスト(チェロ)
ブラウ(フルート)
マイヤー(オーボエ)
フックス(クラリネット)
クレッツァー(トランペット)
グロート(トランペット)
シュテファンドール(ホルン)
ヘルマンボイマー(バストロンボーン)

最優秀主演賞は、マイヤー。優秀主演賞はブラウとフックス。最優秀助演賞はヘルマンボイマーといったところでしょうか。。やっぱりホヴァンシチナのあのマイヤーの素晴らしいソロの印象が強すぎます。

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