YOSSY's SYMPHONY

アクセスカウンタ

zoom RSS ベルリンフィル 12人の金管楽器奏者たち 2015年東京公演

<<   作成日時 : 2015/07/05 12:10   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

2015年7月4日、2年ぶりにベルリンフィル 12人の金管楽器奏者たちの東京公演が、サントリーホールにて開催された。
以前までほとんどオペラシティだったが、今回はサントリーホールということで多くの聴衆が集まった。

http://www.noah.jpn.com/article/concert/2015/12brech.html


前日に予想した通り、バストロンボーンのシュテファン・シュルツは出演していませんでした。
チラシには出演メンバーにシュテファン・シュルツの名前と写真が入ってたのもかかわらず、プログラムにもメンバー変更のお知らせはなし(もちろん告知ホームページ等でも事前お知らせなし)。
これはどうなのかな?と思う。
運営側は、「1人だけのメンバー変更ならさして違わないから」という解釈かもしれないけど、シュテファン目当てにわざわざ地方から高い交通費まで払ってきた人もいたかもしれない。
そういう方のがっかり具合といえば、計り知れないものだろうと思う。
緊急な変更で印刷物が間に合わなかった…等であれば仕方がないか、前々から決まっていたのであれば、しっかり告知すべきだったのでないかと私は思う。
私はシュテファンいなくても、公演は楽しみですが、今回はシュテファンを聴くつもりで下手側の席を選んだので…もし来ないとわかっていたら、全体が聴こえる席を選んだと思う。


さてコンサートに戻ります。

プログラムは下記の通りでした。

ヘンリー8世 《良き仲間との気晴らし》

《クリスチャン4世の時代の音楽》
A.オロロジオ : イントラーダ
J.ダウランド : 流れよ我が涙
J.ダウランド : デンマーク王のガイヤルド

J.S.バッハ 《3つのコラール前奏曲》
1. 優しくも愛らしき BWV493
2. 御身は我が傍らに BWV508
3. われらが神は堅き砦 BWV80

C.ドビュッシー 《3つの歌》(トロンボーン四重奏)

K.ワイル 《小さな三文音楽》
序曲、切り裂きマッキーの殺しの歌
代わりにのソング、快適な生活のバラード
ポリーの歌、タンゴ・バラード、大砲ソング

D.ショスタコーヴィチ 《舞台管弦楽のための組曲》より

メドレー
I.バーリン : ショウほど素敵な商売はない
D.エリントン : "Sacred Concert"よりアリア
E.ガーナー : プティ・ワルツ
D.エリントン : 祈り(合唱)
F.ロウ : マイ・フェア・レディ

《タンゴ組曲》
A.ビジョルド : エル・チョクロ
A.ピアソラ : アディオス・ノニーノ
A.アイエータ : コラレーラ・ミロンガ
J.ゲーゼ : タンゴ・ジェラシー

出演メンバー
トランペット
タマシュ・ヴァレンツァイ
マティアス・ヘフス
ギヨーム・ジェル
マーティン・クレッツァー
フローリアン・ピヒラー

ホルン
サラ・ウィリス

トロンボーン
クリストハルト・ゲスリング
オラフ・オットー
イェスパー・ブスク・ソレンセン
トメル・マシュコフスキー
ウーヴェ・フュッセル

テューバ
アレクサンダー・フォン・プットカマー


今回は、トランペットのタルコヴィとトロンボーンのシュテファンシュルツとライエンデッカーが来日できず…、ということで、トランペットはヘフス、トロンボーンはマシュコフスキーとフュッセルがゲスト出演だった。
トランペットは首席のヴァレンツァイとタルコヴィがハンガリー人コンビで息がぴったりなのをいつも楽しみにしているので、今回も2人揃わず残念だった。確か前回はヴァレンツァイが来日できず、代役は今回と同じヘフスであったと記憶している。しかしヘフスもジャーマンブラスで活躍する素晴らしい演奏家なのでそれはそれで楽しみ…という聴衆も多かったようだ。


プログラムを拝見すると前半3曲のキーワードは「宗教改革」そしてほとんどの原曲が歌曲だそうで、ベルリンフィルの重厚なサウンドが堪能できた。
特にバッハのコラールの1曲目「安くも愛らしき」は絶品だった。
冒頭のヘフスによる無伴奏のソロ、哀愁ただようコラールのメロディは本当に美しく、この部分は特に「タルコヴィ―が来れなくて残念だったけど、ヘフスの音が聴けて本当によかった」と思いました。
3つの宗教音楽は、重厚かつ繊細な神秘さに心が洗われました。

席が下手側だったので、少しトランペットが聴きづらかったが、その分、ホルンのサラの音が本当によく聴こえた。オペラシティはちょっとホルンが聴きづらかったので、今回はサラの音がよく聴けて本当によかったです。
そうそう、サラは今回も(カタコトの日本語で)MCを担当。さすがサラですね。彼女が話すと、会場の雰囲気がぐっと明るくなります。
「ワタシタチハー、マタコラレテウレシイデス!ニホンノタベモノガダイスキデ!(テューバの)アレキサンダーハ、スシパワーデガンバリマス!!」のようなMCを入れたりして、会場はどっと盛り上がりました。


さてプログラムに戻ると、3つの宗教音楽のあとは、トロンボーン4重奏でドビュッシーの「シャルル・ドルレアンの詩による3つの歌」。
トロンボーン奏者にとってはよく聴くプログラムですね。
しかし1stがとても高音だったりで、超難曲です。
1stはオラフ・オットーでしたが、オラフが吹くと音が高く聴こえない…楽に吹いているような錯覚を起こしてします。さすがはトロンボーンの名手ですね。
バストロンボーンも素晴らしかったけど、やっぱりシュテファンで(オールベルリンフィルメンバーで)、聴きたかったな。


前半最後は、ワイルの「小さな三文音楽」。
これまでの作品とはうって変わり、現代風のコミカルな描写もあり、楽しめた。


後半は、ショスタコーヴィッチの「舞台管弦楽のための組曲」からスタート。
「プログラムを見ていて知らない曲だな」と思っていたのですが、始まってみたら「ジャズ組曲じゃないか!」と。
プログラムノートを見たら、「長年1938年に作曲され戦争で楽譜が焼失した別の曲と混同されていたが2000年に本来の曲のピアノ総譜が発見された」と解説があり、納得。
これからあの有名なオーケストラの「ジャズ組曲第2番」は「舞台管弦楽のための組曲」として浸透していくのだろうか?
それはさておき、この曲は前回の来日の時もやったかな…と記憶している。アンコールだったかもしれないけど。
ベルリンフィルブラスのアルバムにも収録されているので、CDでの感動がまた現実の世界へと蘇ってきてうれしい。「小さなポルカ」と「ワルツ」の2曲だけだったけど、全曲やってほしかったな。

あとは「ダンス」をテーマにしたメドレーを2曲演奏。
あまりにも楽しすぎてあっという間に終わってしまった。

前回はヴァレンツァイがいなかったので、確かタルコヴィとヘフスが交互にトップを吹いていた気がするが、今回はヴァレンツァイが(たぶん)すべてトップを吹いていて、ヴァレンツァイのきれいなハイトーンをじっくり聴くことができて本当によかった。
クレッツァーは、カラヤン時代から活躍しているトランペット奏者なので、「そろそろ定年かな」とも思う今日この頃。カラヤン・アバド時代は首席として大活躍していたので、まだまだ頑張ってほしいなと思います。
(おそらく初来日の)ピヒラーは、プロフィールを見たらもの凄いですね。「2014年に18歳でベルリンフィル入団」ってどれだけ天才なんだ!?その前にウィーン放送交響楽団にいたということは…高校生で??いずれにしても凄すぎます!
トロンボーンは今回はイエスパー・ソレンセンの長いソロを初めて聴くことができました。柔らかい優しいサウンドで、とても感動しました。イケメンだし、まだまだ若いのでこれからの活躍が本当に楽しみです。
ホルンのサラはやっぱり凄いですね。トークや立ち居振る舞いも本当に素敵ですが、それだけでなく演奏も、細かなアンサンブルへの気配りなど、本当に勉強になります。


さて、アンコールは3曲でした。
Pasoual Marguina Narroの「パソドブレとジプシーダンス」
今回、トランペットが「ゆったりと美しい音を楽しむ」場面が多かったのですが、こちらはテクニカルなトランペットを楽しめました。超絶技巧だけど、ごまかしなくはっきりと吹きこなす、あの技術には脱帽です!

次に定番「ベルリンの風」。
ベルリンだと相当盛り上がるのですが、日本人にはあまり浸透していないのかな?
客層が若く、吹奏楽関係者が多かったのもあるか。
恥ずかしがりな日本人というのもあるのか。
口笛が寂しいんですよね。
かくいう私も口笛が大きい音出ないのですが。。
最近はベルリンフィルブラスでも毎回やってるので、浸透して盛り上がっていくといいですよね。

最後に「浜辺の歌」。
これもアンコールで前回もやりましたね。
ヘフスの美しい【日本の有名な旋律の)ソロが聴けて、本当に幸せな気分になりました。
ほとんどの聴衆が「日本人でよかった!」と思ったのではないでしょうか?

アンコール3曲に、聴衆の盛り上がりは最高潮で終演しました。
今回はサイン会参加しなかったのですが、次回来日したときもまたぜひ聴きに行きたいです!!


今回演奏した「舞台管弦楽のための組曲」はベルリンフィルブラスの演奏でこちらのアルバムが出ています。








テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ベルリンフィル 12人の金管楽器奏者たち 2015年東京公演 YOSSY's SYMPHONY/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる