トルン聖ミカエル吹奏楽団④
トルン聖ミカエル吹奏楽団のオススメ第4弾は、1999年のケルクラーデ・世界音楽コンクールのライブである。

コントラスト/Contrasts
日本の吹奏楽コンクールは持ち時間が1団体12分だが、このケルクラーデのコンクールはなんと持ち時間は1団体1時間。大曲でもなんでも挑戦できる。日本のコンクールでは、作品のカットがよく議論される。12分という制限時間に収めるために、曲の途中をカットしてしまう。。このケルクラーデコンクールはそんな心配はまったくいらない。
まず日本でも話題になっているマーティン・エレビーの“パリのスケッチ”。この作品は4つの楽章に分かれ、一つの楽章がそれぞれ3分強ということで、日本のコンクールでも演奏しやすい曲といえるだろう。ただなんと言っても難易度が高い。特にホルンが難しい。
第1楽章、冒頭からホルンの雄大なソリ、トルンだからいとも簡単にやってのけているが、他のバンドでは絶対そうもいかないだろう。でも吹奏楽のホルン奏者なら、一度は挑戦してみたい作品であろう。第2楽章もマーチ(行進曲)のテンポになるが、やはりホルンが活躍。グリスアップなども駆使し、多彩なホルンを演出。トルンのホルンは本当に凄い。吹奏楽チックなあか抜けた明るい響きではなく、どっしりとして雄大なシンフォニックな響きだ。
第3楽章もやはり対旋律だが、どこからともなくホルンが…、美しい。。第4楽章はホルンだけでなく、トランペットやトロンボーンも高い技術が求められる超難曲。やはりホルンを中心にベルトーンという手法が用いられているが、トルンの演奏は見事だ。やはりクライマックスもホルンが大活躍。最後は圧巻の盛り上がりを見せ、幕を閉じる。これほどホルンが活躍する吹奏楽作品が過去にあっただろうか?スミスの“フェスティバル・バリエーション”はホルンが派手に活躍するが、こちらは雄大な演出でまた違った活躍の仕方だ。ホルンに自信のあるバンドはぜひとも挑戦していただきたい。うちのバンドは…できるかな??
3曲目のドビュッシーの“牧神の午後への前奏曲”は、フルートの大活躍する作品。いずれはベルリンフィル関係でも書こうと思っていたのだが。。このフルートソロ、あまりに有名なため、フルート協奏曲と考えてもいいほどの作品だ。実際ベルリンフィルの“牧神の午後~”のCDには、CDジャケットに“Flute solo エマニュエル・パユ”と大々的に書いてある。さて、この牧神の午後~アマチュアとは思えないほどフルートがうまい。あまりのうまさに「プロを呼んだのでは?」と思ってしまうが、まさか世界コンクールでプロを呼ぶなんてことはしないであろう。それほど凄い。
4曲目のプロコフィエフの“スキタイ組曲”はとにかく荒れ狂う第1曲と第2曲がオススメ。もとはオーケストラの作品だが、オーケストラ以上の熱狂には脱帽である。とにかく聴けば分かる。
日本のコンクールでもこんな演奏を聴いてみたい。…が悲しいことに不可能であろう。このCD、約1時間聴き続けていると本当に気持ちが高揚してくる。1時間かけた気持ちの盛り上がりがあるからだ。日本のコンクールはたったの12分。盛り上がってきたかと思えば、終わってしまう。曲が始まったかと思えば、あっという間に盛り上がって終わってしまう。クライマックスまでの緊張感をじっくり作っている暇もない。
日本にもこんなコンクールができてほしい、そう願う今日この頃だ。

コントラスト/Contrasts
日本の吹奏楽コンクールは持ち時間が1団体12分だが、このケルクラーデのコンクールはなんと持ち時間は1団体1時間。大曲でもなんでも挑戦できる。日本のコンクールでは、作品のカットがよく議論される。12分という制限時間に収めるために、曲の途中をカットしてしまう。。このケルクラーデコンクールはそんな心配はまったくいらない。
まず日本でも話題になっているマーティン・エレビーの“パリのスケッチ”。この作品は4つの楽章に分かれ、一つの楽章がそれぞれ3分強ということで、日本のコンクールでも演奏しやすい曲といえるだろう。ただなんと言っても難易度が高い。特にホルンが難しい。
第1楽章、冒頭からホルンの雄大なソリ、トルンだからいとも簡単にやってのけているが、他のバンドでは絶対そうもいかないだろう。でも吹奏楽のホルン奏者なら、一度は挑戦してみたい作品であろう。第2楽章もマーチ(行進曲)のテンポになるが、やはりホルンが活躍。グリスアップなども駆使し、多彩なホルンを演出。トルンのホルンは本当に凄い。吹奏楽チックなあか抜けた明るい響きではなく、どっしりとして雄大なシンフォニックな響きだ。
第3楽章もやはり対旋律だが、どこからともなくホルンが…、美しい。。第4楽章はホルンだけでなく、トランペットやトロンボーンも高い技術が求められる超難曲。やはりホルンを中心にベルトーンという手法が用いられているが、トルンの演奏は見事だ。やはりクライマックスもホルンが大活躍。最後は圧巻の盛り上がりを見せ、幕を閉じる。これほどホルンが活躍する吹奏楽作品が過去にあっただろうか?スミスの“フェスティバル・バリエーション”はホルンが派手に活躍するが、こちらは雄大な演出でまた違った活躍の仕方だ。ホルンに自信のあるバンドはぜひとも挑戦していただきたい。うちのバンドは…できるかな??
3曲目のドビュッシーの“牧神の午後への前奏曲”は、フルートの大活躍する作品。いずれはベルリンフィル関係でも書こうと思っていたのだが。。このフルートソロ、あまりに有名なため、フルート協奏曲と考えてもいいほどの作品だ。実際ベルリンフィルの“牧神の午後~”のCDには、CDジャケットに“Flute solo エマニュエル・パユ”と大々的に書いてある。さて、この牧神の午後~アマチュアとは思えないほどフルートがうまい。あまりのうまさに「プロを呼んだのでは?」と思ってしまうが、まさか世界コンクールでプロを呼ぶなんてことはしないであろう。それほど凄い。
4曲目のプロコフィエフの“スキタイ組曲”はとにかく荒れ狂う第1曲と第2曲がオススメ。もとはオーケストラの作品だが、オーケストラ以上の熱狂には脱帽である。とにかく聴けば分かる。
日本のコンクールでもこんな演奏を聴いてみたい。…が悲しいことに不可能であろう。このCD、約1時間聴き続けていると本当に気持ちが高揚してくる。1時間かけた気持ちの盛り上がりがあるからだ。日本のコンクールはたったの12分。盛り上がってきたかと思えば、終わってしまう。曲が始まったかと思えば、あっという間に盛り上がって終わってしまう。クライマックスまでの緊張感をじっくり作っている暇もない。
日本にもこんなコンクールができてほしい、そう願う今日この頃だ。
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